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家族の自覚。

もうすぐお盆休み。
もうクリニックのスケジュールを気にしなくていい。
だけど、私はこの暑さと治療をやめた副作用で、何もする気力が沸いてこない。それなりに友達とワイワイしたり、ゴロゴロしてみたり、これまでの日常を過ごしながらも感じる無気力。
それでも、心の奥にずっとジワジワとイヤな存在感を放っていた「焦りと不安」の種は、徐々に小さくなっていっているような気がする。
よく、治療中に「ゆっくりとスロープを降りるように治療を終えたい」と言っていたけど、実際は下りのスロープは自分が決めた治療を終えた瞬間から……つまり今がまさにそのスロープの途中なんだろうな。

いつもと同じ毎日のようで、やっぱり満身創痍から立ち直れていない自分。
毎日顔を合わせている夫にはそれがわかるのだろう。
「お盆休み、どうする?」から始まった、夫婦8年目スタート記念の大げんかは、今思えば、私のそんな無気力がキッカケだった気がする。

夫は、自分が小さい頃におじいさんやお父さんと釣りをしていた河原で、友達夫婦と一緒にバーベキューをしようと言い出した。
自宅の庭に友達が集まってバーベキューをよくやるのだけど、バーベキューって結構面倒なもので、食材を洗ったり切ったり、やれ調味料が足りないだの飲み物がなくなっただの、紙皿が飛ばされたとか、服が汚れたとか、家だからなんてことなく対応できるプチトラブルの宝庫である。それも含めて楽しいイベントなんだけども、無気力なときに、見ず知らずの河原でバーベキュー……しかも真夏だし……。
私のテンションはその提案で上がることはなかった

それに、私はその場所へ行きたくなかった。
夫はたぶん、その思い出の場所に、いつか自分の子供を連れて行きたかったんだと思う。その夢は叶わなかった。叶えてあげられなかった。そんなことをわざわざ実感するために行くようで、どうしてもイヤだった。そして、どんなにそこがいいところなのかを夫が語るたびに、私は逆にイライラがつのっていく。
最初は、距離がちょっと遠いだとか、バーベキューするには装備が足りないとか、友達夫婦もアウトドア好きってわけじゃないし、とか、正論で対抗していたけれど、しまいには、「今、そんな大がかりなことやる気力ないんだってば! どこにも行きたくないし、ずーっと家で何もしないでボーっとしてたいからしてるの!」……と、本当なんだかそうでもないんだか、普通のケンカに発展。
「俺は、ルミコがそうやって毎日家に閉じこもってるから、ちょっと外に出たほうがいいと思って考えてるのに!」
「だったらもっと私が好きそうなことを考えてくれてもいいじゃん! 河原でバーベキューとか自分がやりたいことでしょ!」
正論vs正論の、不毛なバトル

ケンカって、長引いてエキサイトしてくると、絶対言っちゃいけないってことをわざと言ってしまったりする。本音なのかそうじゃないのかは置いといて、言えば自分も傷つくのに。
「その場所って、自分の子供と行きたかったところなんじゃないの? もうそれは無理だってわかって、どうして今なの? ああ、子供と来たかったなって思っちゃうんじゃないの?無理だから夫婦で行くしかないって思ってるんでしょ!」
……と、私は言った。ある意味本音だ。ケンカの間、こみ上げては飲み込んだ黒い本音。

「子供が居るとか居ないとか、そういうことは関係ないの! ルミコの好きな場所に一緒に行くんだったら、俺にとってはただの家族サービスでしかないじゃん。そこは思い入れのある場所だから、俺は家族の思い出を作りたいと思ってルミコとワンコを連れて行きたいと思ったの!」
2人と一匹でも「家族」。今、目の前にいる家族。
手にしたものを失ったわけじゃないし、2人と一匹が寂しいとは今は思わないけれど、増えない家族に想いを馳せたことも確かに事実で、たくさん語った妄想との付き合い方にはこれからも苦しむのかもしれない。それもまた知らなかった不妊治療の副作用。

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コメント

ルミコさん、こんにちは。

記事を拝見して、不妊治療の副作用は様々なところに現れるのだとつくづく思いました。得てして男性はアクティブ・ポジティブなことを提案しますよね。単に男性だからなのか、直接治療行為を受けている訳ではなくて「満身創痍度」が低いからか。

一方、女性側からすると「今欲してるのはそれではない」というの、よくわかります!落ち込みレベル中くらいなら、趣味や好きな事で多少気分転換にもなります。そうすることで、考える暇を無理矢理なくすというか。でも、レベル最大の時には何もする気力がなくなります。例えて言うなら、「いくらステーキ大好きな私でも胃腸を壊していれば食べたくない。ステーキ食べて元気出してって言っても、食べるのにも気力・体力が要るのよ」という具合でしょうか。(しょうもない例えですみません!)

ルミコさん・ワンちゃんとの家族の思い出を作って行こうというご主人。家族を大切にし自らも前へ進んで行こうというお気持ちが伝わってきます。ただ、どうしても「子ども」と繋がってしまう場所や行動はもう少し待って下されば嬉しいですよね。

希望を掴もうとして登って行った場所は男性の想像以上に高いもので、そこからのスロープは徐々に降りて行かないとショックが大き過ぎます。夫婦はもともと他人同士で性も違うのだから、思っている事や感じている事が違って当たり前。でも、それを伝えあうことで、相手に寄り添っていければと思います。たとえ共感・理解まではできなくても。…と、つい自分への戒めを書いてしまうのでした(^-^;)。

ルミコさん、「わかります〜」という人間が他にもいます。それが少しでも励みになればと思います。暑さが更に厳しくて本当にげんなりしますが、くれぐれもご自愛くださいね。

投稿: ぱぽるか | 2011年8月 9日 (火) 16時59分

すみません。
どうして、「治療を終えた」とか
「子どもを持つ事は叶わなかった」とか
言うのですか?
病院でルミコさんが迎えに来てくれるのを
待ってる もう一人の 大事な子は?
いつかは、お迎えに行ってあげるんでしょ?
前回のブログでも…
あの子を もう忘れたかのような発言。
どうして?
ママを待っていて、2人の子として
産まれるのを信じてあげて欲しいです。
時間がかかっても迎えに行くならば
全ての希望がなくなったかのような言い方は
待ってるあの子がかわいそうです。

投稿: ジュン | 2011年8月11日 (木) 09時01分

ぱぽるかさん>>こんにちは。夫も一生懸命気持ちを切り替えようとしてるんだと思います。夫自身も気分転換がしたいんだろうなってわかるんですが、なかなか私も思いやれなくてすぐにぶつかってしまいます。通院を休んだことがほぼなかったので、今の時間はいろんな発見や新たな思いに気づいたりします。かすかな希望はあっても、そこにすがるわけにもいかず、目の前の現実とちゃんと向き合い始めています。夫婦っていうのも、これまた奥が深いですね〜

ジュンさん>>コメントありがとうございます。その件については、ちょうど書こうと思っていたところでした。私たちの中では、治療は終わって、あとは結果を受け止めるだけの状態だと思っています。もともと卵への思い入れが浅いほうだとは思うのですが、そうですね、ひとつ残っている受精卵にすべての期待を寄せて過ごすのも、あの子にとっては重いんじゃないかっていう考え方もある……っていう感じでしょうか。
今現在は、夢を持って頑張って来たことが叶っていないということは事実で、頑張ってきたけど叶わなかった、って思ってしまうんですよね。

投稿: ルミコ | 2011年8月11日 (木) 12時26分

こんにちは。

何度かコメントしよう、と思ったけどなんだか涙が止まらなくて、はじめましてかな?

41歳で妊活中です。

気持ちがとてもわかる部分が多くて何て言ったらいいかわからないのと・・・

たくさんの気持ちの中、スパッと割れないことが多くなりなんでかなぁと思うことが多いです。


もう少し早くこのブログに会いたかった~と
思っています。

投稿: どんちゃん | 2011年8月16日 (火) 11時43分

どんちゃんさん、こんにちは。
未だ治療の副作用と戦っている途中ですが、夏休みは大人のレジャーで結局楽しかったです。
たぶん、これからもたくさん胸に空いた穴に気づく瞬間があるんだろうけど、それなりに毎回しっかりぶつかりながら進んでいくんだろうなあって思います。

投稿: ルミコ | 2011年8月23日 (火) 10時39分

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