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最後のひとつがくれたもの。

体温計と別れると、リセット予測ができなくて不便ということが判明。
女のたしなみとして、体温続けていたほうが不調も察知できるのかもと思い直したこのごろ。

思いの外、夫が私を心配していることがわかったので、大ゲンカの翌日からウォーキングなるものを始めてみた。せっせと通院していたときには、良いとわかっていてもやろうとしなかったのに、不思議なものだ。
iPodとときどきワンコをお供に、無になって歩く。目的地の公園で、地元のおばちゃんたちに混ざってラジオ体操なんかしてみる。続けてもいいし、続かなくてもいい。そんな気楽さが案外心地良い。当面の目標は、治療を言い訳にここ3年で増えた体重を戻すこと

私たち夫婦には、ひとつ移植できる胚盤胞が残っている。
けれど、「治療は終わった」と思っている。
私にとって「治療」=「通院」だった。ああでもない、こうでもないと、試行錯誤しながら弱った卵巣にビシビシと刺激を送り、積極的に受精卵を作ること……それがAIHであっても、最終目標はそこまで。
数え切れないAIHと採卵を繰り返す中で、「移植」という行事は唯一の受け身だった。受験勉強も試験もすべて終わって、結果発表だけを待つような、もうそこからは何もできることがないっていう無力感と、何もしなくていいっていう安堵感。ここまで来たんだから今度こそっていうほのかな期待と、ここまで来てもダメなものはダメっていう不安や現実。

どうにかなるんじゃない?と、ふんわりした気持ちで始めた通院も、卵巣の余命が短いことを知ってからは、「通院をストップすること=子供を諦めること」に限りなく近いと思うようになった。だから、どんなにダメな結果が続いても、心が折れても身体だけはクリニックへと向かっていたのだと思う。
夫との話し合いの中で、唯一できた5日目胚盤胞の移植がダメだったとき、2人だけの人生を始める準備をしようと決めた。最後のひとつを戻すまでを治療と決めて、それまでAIHなりなんなりでできる治療のラストスパートをかける選択もあったけれど、それはやめた。

思い返せば、ずっと2人で過ごして来たけれど、今後も2人だった時にどうやって生きて行くかということを直視していなかったような気がする。や、治療を続けている限り、子供を授かることを目標にしているのだから、本当の意味で2人きりの生活に備えることなんて精神的にもできなかったんだろう。
結局子供が授かるのか授からないのか。それがわからないから後回しにしていたことが、たくさんある。2人で生きて行く覚悟と準備。最後に残った胚盤胞は、私たちが心穏やかにそんな準備をするための時間を与えてくれている。

もう積極的には求めない。最後のひとつに希望を込めて夢を見て、子供のいる生活に想いを馳せることもできるけれど、その逆もあるのだということ。どんでん返しは大歓迎だけれど、ただそこにすべての思いを託して過ごしていたら、すべてが終わったときに壊れてしまう。高度治療、という名の通り、夢を見るにはあまりにも頼りない確率とデータが目の前にあって、それでも何が起こるのかわからない。そして、何も起こらないことも知った。

最後のひとつを戻すとき。
「私たちは大丈夫だ! 覚悟も準備もできてるぞ! どっちでも受け止められるから安心して実力を見せてくれ!」という気持ちになれたらいいなと思う。

↓現在地を確かめること、それもまた勇気。

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不妊治療」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。
偶然ブログを拝見し、思わず全部読んでしまいました。
リセットされた後の新しい流れの時間にとまどいながら進まれているようで安心?しました。
まだ治療を続けている方からはルミコさんの発言で「なんで?!」という声も上がるでしょうが、それはルミコさんのその時の声なので気にしないで聞かせて下さい。
その声の本当の気持ち、それはルミコさんにしかわからないのですから
よかったか悪かったかどうかなんて死ぬまで分からないのだから、その時その時最善を尽くして後悔しないければきっといいと思っています。
だから・・・楽しい毎日に・笑顔の毎日にゆっくりと近づいて行って頂ければと思っています。

投稿: なぎさ | 2011年8月11日 (木) 12時09分

なぎささん、はじめまして。
全部読んでくださってありがとうございます。随分時間かかりましたよね?
リアルタイムで、そのときに思うことを書き残しています。明日はまた違うことを思うかもしれません。こんなにいろいろ書くことがあるってことは、心は治療を終えていないのかもしれません。
けれど、今この瞬間はこんなふうに思ってしまう。誰のためでもなく、自分のために書いているので、あらゆるところに矛盾は出てくると思いますが、そんなふうに思う人もいるのかーと傍観してくださったら嬉しいです 

投稿: ルミコ | 2011年8月11日 (木) 12時50分

ルミコさん、こんにちは。
コメントを書くのは久しぶりですが、ルミコさんどうなさってるかなぁと気になって
ブログのほうはずっと読ませていただいていました。
私は今、2回目の判定待ち中です(前回は科学流産に終わりました)。
私自身、お正月にチャレンジは今年いっぱいと決めて治療に臨んでいるので
ルミコサンのブログのひとつひとつの言葉を噛み締めながら読んでいました。
子供が欲しいという思いと、それとは別に私は持病があってあまり体が丈夫じゃないので
自分の人生・健康・寿命、そして夫との未来、そしてなんというかご先祖様へ思いをはせながら、
治療を始めるときも治療をいつまで続けるかも方針を決め考えをまとめて行ってる気がします。
あと、現実問題、お金も無尽蔵にはありませんし(^^;)
なんだか自分のことばかり書いてしまってごめんなさい。
不妊治療という世界では高齢にくくられてしまうアラフォー世代ですが、
人生の中ではまだまだ中盤戦を生きてる過ぎないというのが難しいところです。

投稿: カーネリアン | 2011年8月11日 (木) 13時17分

カーネリアンさん、こんにちは。
ホントにそうですね、治療の世界では高齢だけど、人生の中では中盤。どんなふうに方向転換したらいいのか、悩みどころです。具体的に考えれば考えるほど、う〜ん、やっぱりこれ以上治療にはつぎ込めないな〜〜と思います
2度目の移植にすすめて良かったですね! 前回化学流産っていうのも、なんか期待できるような気もしますね。私は、今まで採った卵の中で一番グレード的には下になる末っ子をひとつ心の隅っこに残しつつ、徐々に前へと進もうと思います。

投稿: ルミコ | 2011年8月11日 (木) 18時03分

ルミコさん、はじめまして。
少し前からブログを拝見しております。
治療お疲れ様でした。
治療が長くなれば長くなるほど精神的負担がかかりますよね。
私もそうだったので、ルミコさんのお気持ちお察しします。

ひとつお願いがあります。
ルミコさんが末っ子ちゃんをお迎えに行こうと決めた時、
ルミコさんだけは末っ子ちゃんを信じてあげて欲しいです。
ルミコさんのブログを拝見していて、期待しすぎて傷つくのが怖いという
思いがよくわかります。
でも、ある人が言ってました。
「今まで起きてきたことは全部自分が招いた結果だ」と。
思想は現実化するといいます。
私はその言葉を聞いて、傷つくのを恐れて期待せずに治療していたことを
悔やみました。

グレードがいくらよい卵でも、生命力が強いかどうかはわかりません。
その逆もそうです。
お母さんから信頼されたら、末っ子ちゃんは喜んで頑張ってくれると思います。

今はただゆっくり休まれて下さい。

投稿: さおり | 2011年8月11日 (木) 19時09分

ルミコさん、本当に治療、お疲れさまでした!!!
パソコンが使えなくなってしまい、携帯からは読ませていただいていたのですが、コメントが書けけずにおりましたが、今晩、復旧しました~。
私も、ぜひ、最後の卵ちゃんの、さよならホームラン、とってもとっても期待させていただきたいし、妊娠の可能性が0%でない限り、ルミコさんご夫妻が、自然に赤ちゃんを授かる未来もありますよね!
そして、人生は、いつも、不安定ですよね。。。
私は、今は40歳ぎりぎり前ですが、普段の暮らしの中でも、未来や過去に気持ちが振り回されすぎないで、今のことに集中できるように暮らしていきたいなあって、最近とても思います。秋になり冬になったり、40歳や50歳になったら、その時の状況に応じて、その時の「今」に集中していたいなあって思います。そう思ったら、すごく気持ちが楽になり、体までかなり楽になってきて、今周期は初めて、高温期の体温が一気に上がりました。(1年半まえから計り始めて、いつも、微妙な上がり下がりをして、ようやく高温期って体温が始まる感じでした)体と心は本当に直結していることを実感して、またまたびっくりしました!
ルミコさんは、お体も気持ちも、長い治療生活で、様々にストレスを抱えていらっしゃったと思いますので、どうぞ、ゆっくりのんびりする時間を、出来るだけ沢山持っていただきたいです!!
また、素敵なブログを楽しみにしています!!!


投稿: 200512 | 2011年8月11日 (木) 22時02分

ご無沙汰しています。
なかなかコメントに来ることもできず、御礼が遅くなってしまってすみません。
ルミコさんのブログに出会えて、今のクリニックに通うことができて、最初の移植で妊娠反応が出ました。7週を迎える前に、お空に帰ってしまいましたが…。それでも、暗い不妊のトンネルに入って、明かりの一つも見えない状況から、一つの明かりがポッと灯ったような感じがしました。
ルミコさんのブログに出会えなかったら、私は今も暗いトンネルの中だったと思います。
本当に、ありがとうございました。
所得的には無理を承知での治療はかなり厳しいですが、また年末くらいに採卵から頑張りたいと思っています。

暑い日が続いています。
お体をご自愛ください。

取り急ぎ、お礼まで。

投稿: あぃ | 2011年8月11日 (木) 22時05分

ルミコさん、お久しぶりです。コバヤシです。

ルミコさんのブログから、本当にいろいろなことを学ばせていただいてます。

以前もお話しましたが私はまだ体外をしたことがありませんが、そろそろステップアップについて考えてなきゃいけない時期です。

でも私はステップアップについて前向きになれませんでした。繰り返しの失敗で「きっとダメだ」としか思えない。
AIHでさえ心が疲れました。
それで夫から「休む?」って聞かれてそうしたいと思ったけど、でも考えて気が付いたこと。休んだところでやっぱり排卵日あたりを気にして、どんなに少ない可能性でも期待しちゃってリセットしたらガッカリする。
結局は同じなんだと。一度望んでしまった限り、覚悟を決めないとずっと待ち続ける。そんな気持ちも含め、休むことにはあまり意味がないと思うと夫と話をしました。

そしてステップアップの話。
目的は子供を持ち育てること、となるとうちには体外をやる経済的余裕はないのでやらないという結論に。
夫は私以上に子供を望んでいるかもしれないような人ですので、きつい結論を出したなと思うし、この人は絶対にAIHで授かるって信じてるんだとも思いました。

これまで私も毎日のように「よし進むぞ!」と「無理」と気持ちが動きまくってました。
が実は、体外について考えたときに「ダメだったときにきっと私は耐えられない」と思っていたことを、耐えるも耐えないも現実なんだからその表現はおかしくて、ただ単に自分はつらい思いをしたくないって逃げてるだけだって、最近認めることができました。


そんな自分勝手な私と経済的事情を考え体外には進まないと決めた今、AIHは限りなくやるものではありませんので、私たち夫婦にとってのステップアップは2人での将来を覚悟すること。
理屈ではたどり着けても、どういうことなのかよくわかりませんでした。
でも今回もまたルミコさんに教えていただきました。

あともう少し治療を続けたら、私もすべて覚悟して準備万端にして、どっちもでも大丈夫だから、精一杯の力よろしく!って最後のAIHに臨めるようにしたいと思います。

こんな私が、同じ立場のような発言をすることは間違ってるし、本当にずうずうしくて申し訳ありません。
また長々と自身のことを書き連ね、大変失礼いたしました。

ルミコさんのおかげで私のステップアップを見つけることができたことにお礼を言わせてください。
動き続けてた心が少しじっと落ち着くことがができました。
ありがとうございました。

日々動き続ける心の今をいつか「あのときはこうだったな」って振り返れるようになりたいと思います。
ちょっと恋と似てますね。

連日の猛暑、お体ご自愛くださいませ。

投稿: コバヤシ | 2011年8月12日 (金) 11時51分

ルミコさんこんにちわ。
夫婦二人の生活。
覚悟できてるかといえばうそになるかも。
治療=通院を続けているとほのかな期待を心のどこかに抱きながら、”夫婦二人の生活”を考える。でも、それって本当に意味での”夫婦二人っきり”ではないのかも。
最後の採卵を終え、移植周期に入りましたが、仮想排卵日には内膜が追いつかず(ホルモン補充周期です)移植すら危ぶまれる日々。
最後の採卵と決めて立ち向かった治療。
自分の力ではどうしようもない現実を知らされている感じ。
私はルミコさんの発する言葉が大好きです。
心に響き、とっても近くにいるようなそんな錯覚さえ覚えています。

投稿: ももぴろ | 2011年8月12日 (金) 17時22分

はじめまして!そしてお久しぶりです!!
実は以前は違う名前でブログをしていて、その時にお邪魔させていただいたことがあります。

こうして、ルミコさんの文章を読ませて頂いて 感動したり深く考えさせられたり、時には涙を流したり・・・・顔も分からない、会ったこともないはずなのに、すごく身近に感じたりしています。
きっとそれはルミコさんの飾らないステキな人柄に私自身がすごく惹かれてるからだと思います。

なんだか愛の告白みたいになっちゃいましたが、とにかくルミコさんがどんな決断をどんな風にされるとしても、影ながら応援してますね☆

投稿: ぐり | 2011年8月12日 (金) 21時35分

さおりさん>>はじめまして。お返事遅くてスミマセン。そうですね、期待しすぎて傷つくのが怖い……というよりは、平常心で一時でも忘れられるほうが自分が楽なんだと思います。期待して過ごす時間は、幸せの反面、私にはしんどい時間でもあったような気がします。移植する以上は、望む結果はひとつです。それは間違いないことで、ただ粛々と卵の運命を受け止められるようになりたいと思って過ごしています。

200512さん>>携帯からは読みにくいブログで恐縮です 私はたぶん基本的には今を生きるタイプだと思うのですが、治療中は過去や未来に振り回されて心が乱れることの連続だったと思います。今も乱れないわけではないけれど、何を悩んでいようとも、私は今を過ごすしかないわけで、だったら楽しく過ごせるようにと思うこのごろ。不妊治療は、本当に個人差が激しく、解明されていないことが多い分野です。心の健康、きっとすごく大事なんですね。

あぃさん>>お久しぶりです。あぃさん、どうしてるかなあって思ってました。報告してくださってありがとうございます。移植、痛みはなかったですか? あぃさんはずっと前から私と同じことで悩んでいたので、気になってました。明かりが灯ったときの気持ち、私もよくわかります。私でお役に立てることがあったら、なんでも聞いてくださいね。メール待ってますから!

コバヤシさん>>コバヤシさんのコメントを読みながら、40歳になったばかりのころの自分を思い返していました。私自身は、体外受精に進んだことは後悔していませんが、これといった原因らしきものは見つからず、着床するのはAIHのときばかり(笑)。42歳でもそういう例はあります。ここまで来てしまったら、どんどん採卵していくしかないのだろうけど、うまくいったときとダメだったとき、その両方の面でもこれ以上高度医療にお金を使えないという結論に達しました。
2人の将来への準備をすることと、ほんのり夢を見ることは同時進行できます 治療をやめることと、子供を持つことを諦めることはイコールではないですから! お互いいつかもっとずっと年を取ったとき、こんな会話したなあ〜って懐かしく思えるときが来ると思います 頑張りましょう!

ももぴろさん>>その後いかがでしたか? 無事に移植できましたか?移植はどれだけ待たせても大丈夫ですから、万全で挑めるといいですね! 自分の力ではどうしようもないことだから、奇跡って起こるんだろうなあって思ったりもしますよ。自分の力って限界見えますもん(笑)。

ぐりさん>>ステキな告白していただいたのに、お返事まで時間がかかってしまいました たぶん、私が書いていることって、すごくありふれたことなんだと思います。みんなどこかで思ってることで。コメントでいろんな体験談や意見をいただいて、私も日々深く考えさせられることばかりです。まだまだ新婚の域のぐりさん、未来に幸あれ〜!

投稿: ルミコ | 2011年8月23日 (火) 10時30分

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