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2012年8月

お別れの時間です。

「子供とは関係のない、かかりつけの病院があったほうがいい!」
と、夫に言われ、なるほど、それもそうだなと。

散々今までシモの機能をフル稼働させてきたのだもの。
心配事はこれからも襲ってくるかもね。
最初に通ったクリニックは、不妊専門じゃなくて、すごくステキな先生だったけれど、さすがにあそこには戻れそうにないわ 先生もカルテ振り返ってガックリしそう。

治療中もホルモン補充で出血しやすく、少し気になる不正出血もあって年に一度の子宮ガン検診も兼ねて、見ず知らずのレディースクリニックへ行ってみました。
ああ、こんな世界もあったのか……と、思いました。
男性の付き添い禁止で、女医指名制、ホテルのようなキレイな院内と受付嬢。

初診受付の電話口で「今回は男性の医師が担当になりますが、今後は女医を希望されますか?」と聞かれる! なぜか、勢いにのまれて「はい」と言ってしまった(笑)。
郷に入っては郷に従えなのか? と。

内診と検査をして、お馴染みのソフィアAを10日分貰って初診は終了し、昨日は検査結果を聞きに行く日でした。
担当は、イケメンの男性医師のように見える女医さんで(笑)。
「子宮ガン検査の結果は陰性でまったく問題ないです。不正出血も薬でだいたい止まればそれでOK。超音波を見たところ、筋腫もポリープもなくて子宮もキレイだし、卵巣も腫瘍みたいなものもなくてとってもキレイよ。今後も出血が気になるようなら、ホルモン剤で止めるっていうことになるけど、まあうっとおしくなければ、そのままでもさほど心配ないわ」

筋腫もポリープも腫瘍もないのは、知ってたけれど、改めて言われると少し嬉しい。褒められるとこがあんまりなかったからね。ハードルが低いんですよ。
「生理が飛んだり、排卵期に出血したりっていうのは、うまく排卵してないってことですよね。もうすぐ閉経っていうサインですか?」
と、聞いてみた。

「閉経にはちょっとまだ早いわよ。それよりも、あなた結婚もされててお子さんいらっしゃらないみたいだけど、もしこれからお子さん欲しいって思うなら、ホルモン剤で排卵止めたりしている時間はないわよ。すぐに動かないと。そのへんはどうなの?」

えええー? 今から?
なんか振り出しに戻されたみたいで、ちょっと笑ってしまい、
「あ、それはもうやり尽くしたところで」と、言った。
女医さんは、「わかった!」と、皆まで言うな!という感じでニコっとして、「じゃあ、気になるようならまた薬を出しますから、何かあったら来てください」と言った。

お会計窓口で受付嬢に「これで今回は終了となりますので、また何かございましたらおいでください」と言われた。歯医者で治療が終了するときみたい。
今までは、何かが終わっても「じゃあ、生理が始まったら3日目に来て」とか、延々とループする日々だった。どれだけ心が砕かれても、すぐに次のことを考えなければいけなかった。
自分で動く歩道から飛び降りない限り、ずっとずっと先生に頼っていくこともできた。それは、とても心強いことでもあり、苦しいことでもあったような気がする。

こうやって、いろんなことは過去になっていくんだなと思う。

さて、そろそろお別れの時となったようです。
昨日、単行本が発売になり、私の中の「ルミコ」の任務を終えました。
これまで何度となく勝手に登場していた私の友達たちに、ブログの存在と書籍化のことを一斉に伝え、母にも送本し、私と「ルミコ」の一体化作業も終えました。
「公に書けない気持ちを綴っていたブログなんだよね? 書籍化でまたイチからそのころの思いと対峙して、えらかったね!ナイスファイト!」
と、やっぱり気の利いた言葉をかけてくれる友達たちのもとへ、ダメだったよ〜と白旗を振りながら私は帰ります

昨日の今日で、まだ本を読み終えていない方がほとんどだと思います。皆さんの感想を最後に聞きたい気持ちもあるので、しばらくたったら、最後の御挨拶にやってきます。
その記事をもって、「シアワセノカタチ」を完結とさせていただきます。

単行本の感想などをご自身のブログに書いてくださって、ルミコが訪問してもOKであれば、コメントに伺いたいと思いますので、メールやコメント欄でお知らせいただければ嬉しいです。
カテゴリーについては、ランキングも外れる予定ですが、いきなり消えると更新情報が探せないと思いますのでひとまず40代ゾーンで1本化しておきます。

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ルミコよりご報告。ラスト。

いよいよ明日、「シアワセノカタチ 39歳からの不妊治療」が発売になります。
なんか、仕上がってからは長かった……。
いっそ、完成して即発売になってしまえば、いろいろ考えることもなかったのだろうけど、
なんとも中途半端な心境のまま、ようやく今日を迎えております。
アマゾンで予約してくださった方のところには、いつ届くんですかね?

先日、完成した本を電車の中で読もうとしたのだけど、無理でした。
完成に至るまで、ホントに何度も何度も飽きるほど読み返して、いや、実際飽きていて最後の校正は丸投げしたぐらいだったのに、なんでかクールダウンして製本の形になって読むと、なんでもなさそうな最初ほうでも泣けて泣けて仕方がないのです。

自分のことだから、結末を知っているから、っていうことなのかよくわからないけど、2章の途中くらいが限界で、「もう無理だ!」とパタンと閉じました 通勤電車の中、オススメしません。たぶん、この文章を読んでくださっている方は、結末を知っているわけですから、いわゆる再放送のダイジェスト版みたいな感じになると思いますが、このブログを知らずにいきなり単行本を手にする方とは違って、「ああ、このとき私はこんな治療してたな」とか、当時のご自身のことを振り返ってしまうかもしれません。
「悲しい気持ち」とはちょっと違うけれど、なんなんでしょうね。

ブログにはなかった部分としては、出版社の要望で、「不妊治療用語辞典」が入っています。一見よくある企画ですが、私自身が治療を経て学んだことを、私の表現で書くことにこだわりました。
辞典に出てくる用語も、私が受けてきた治療や私のブログに出てくる言葉が中心なので、実は非常に偏ったものかもしれません(笑)。ホルモンの名前ひとつとっても、どういうときに必要で、どうなれば良いのか、とか、私が知りたかったことを入れるように心がけています。これから治療を考える方の参考になればと願っています(医療監修をお願いしているので、情報の精度についてはご安心ください)。

あと、写真も何点か入っています。私自身が用意したものです。
「ちょっと借りたいものがあってメールしたんだけど〜」
「なあに?」
「5AAの胚盤胞」
「い〜よ〜。今ジムで自転車漕いでるとこだから、帰ったら送るね〜
……なんていう通常の生活ではあり得ないやりとりも裏では発生していました。
すべてにおいて、不妊治療のリアリティをとことん追求してやれ! という気持ちでした。
ちなみに、借りた5AAの胚盤胞は、着床して1万超えのhCGを出しました。

不妊治療のリアリティという意味では、ブログでは伏せてきたいくつかの事柄について、カミングアウトしています。治療の渦中にいるときには、まっすぐに自分の治療だけに向き合いたかったので、検査の結果なども曖昧な記述を貫いた部分もありましたが、もう伏せる意味もなかったので、良い機会でした。
あえてここで書くほどのことでもないんですけどね、一応そういうものも含まれているよということをお知らせしておきます。

☆単行本の情報を、NPO法人Fineさんのブログでも紹介していただきました。ありがとうございます 不妊治療で悩むたくさんの方の支援をされている団体です。皆さんご存じですよネ

今日と明日で何が変わるわけじゃないと思うけれど、やっぱり複雑な気持ちでドキドキします。私がこの不妊の世界に残すコイツのことを、どうぞ、よろしくお願いします

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自分の中の戦い。※追記あり

オリンピックをチラ見していると、いつの間にか選手のお母さんに想いを馳せてしまう
得意の妄想ですけど。
これこそ次世代への引き継ぎというか、自分も情熱を持ってやっていたことを、子供に教えて育てて応援して……って。そもそも夫婦揃っての文化系なんで、スポーツっていうのは完全に範疇外だから、心置きなく妄想の世界へ飛び立てるのだけど

さて、今日は、8度目の毎年恒例家族記念日。入籍して8年、ワンコが来て7年、夫を逆ナンした日から21年(!)、さらに、今年からはもうひとつ記念日が重なりました。
去年の10月に我が家へやってきた2匹目のワンコが、今日誕生日を迎えました
なんという偶然のコラボ。
なかなか探そうと思っても、そんな偶然を持ち合わせたワンコにも出会えないもので、出会いは偶然でしたが、誕生日は家族に迎える決め手だったかな?

そんなわけで、早いもので私が治療を終えようと決めた日からも1年が過ぎ、新たに迎えた家族も1歳になり、夫婦としてもまた1歳年を重ねた。
いろんなことがあったような、なかったような、だけどまあ今日もいつも通り笑って過ごせるのなら、変わらない日々もまた悪くない。

昨日、2ヶ月以上先の帰省予定を地元の友人にメールしたら、あっという間に連絡網がまわって数時間後には2ヶ月以上先の飲み会日程メールが届いた。そんな43歳でも良いではないか。

それから、昨日、出版社の方から単行本の見本が上がったと連絡が来て、今日私の手元には完成品として一足先に到着する。
すべての作業を終えて、しばらく時間が過ぎると、これで良かったのかなっていう思いが沸いてくる。きっと、治療を経験された皆さんはなんとなくそのニュアンスを感じて貰えるんじゃないかと思うのだけど、プライベートゾーンど真ん中で起こった出来事のすべての思いを活字にして残すのだもの。自分のためだけに残してきたブログとは、また立ち位置が全然違って、未だ何が書かれているのか知らない夫や、家族、端々で登場する友達たち。誰かが密かにイヤな思いをすることはないだろうか?とか、形に残すことで、私の中に不妊というテーマは一生付き合っていくものになったということ。
なんか、とりとめもなくそんな思いがフワッと浮かんでは消して。

これは、私の不妊の思い出をまとめた自己満足じゃなくて、もう誰かのためのものになったんだと言い聞かせて、その不安と戦っているところです。

「誰かのため」っていうその恩着せがましい感じが、どうにもモゾモゾしてしまうのだけど、自分のために綴った言葉や自分に向けられてきた言葉が、間接的に誰かの心にも入ってくれるんだったらそれで良い! そういう気持ちで、たくさんの記事の中から選び抜いてきました。こんな時代に、あえて書籍にしてくださったのだから、開き直ってたくさんの方に読んで貰えるように、私も自信を持って宣伝を……していきます

昨日見本が上がったということで、ちょうど発売日の1週間前ですが、アマゾンなどで表紙の画像が公開されました。いろんな立場のプロフェッショナルの皆さんが、この本を手にしたいと思う人たちの心情を思って、どんなカバーが手に取りやすいのか、レジに出しやすいのか、暗くて重いだけじゃない不妊の世界をどうやって伝えよう? と考えて、こういうカバーにたどり着きました。
書店などでは、黄色い帯がついて、その帯には出版社の宣伝的にも不妊という文字はそれなりの大きさで入っていますが、取り外して読めるような形になっています。カバーをはずした表紙もかわいいので、ぜひ手に取っていただきたいなと思っています。

★追記 単行本を担当してくださったGLOW編集部の方がブログにて詳細を書いてくださっています。こちらもチェックを〜

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